“乳牛牧跡”と“太田牧場跡”。河川跡の“せせらぎの道”も
先日、東淀川区を歩いてますと「これは…元河川やな」な遊歩道がありました。あまりこのタイプの遊歩道は私の好みではないのが多いんですが、ここは…わざとらしい演出もあまりなく、普通な中にちょっとだけ非日常的な趣きもあってええ感じです。調べると“せせらぎの道”と、これまた普通なネーミングで…
…など思いながら歩いていますと“乳牛牧跡”と記した石碑がありました。「ここって…東淀川やしひょっとして太田牧場の跡地?」と思いましたが、横にある看板を見るとそうではなく、もっと古い昔の話。「平安時代にこのあたりに置かれていた牧場」だそうです。そこでできた乳製品を朝廷に納めていたとのことで、古くから現在の東淀川区〜西淀川区あたりは牛の放牧に適していたらしいとも記されていました。むかし昔、ここらに牛いっぱいいたとは…なかなか想像できませんね。
陽も傾いてきて地下鉄のだいどう豊里駅の方向へ。このあたりはクルマで走ったことしかない場所。しばらくすると「そう言えば…ここらへんで太田牧場の看板見た気がするなぁ」という交差点に出ました。広い駐車場やマンションになっていて「ここやったんちゃうか?」とそのマンションの前を通りますと、そこに『(株)太田牧場』の文字が。同じ社名でマンション経営をされているのかもしれません。「やっぱりここに太田牧場ってあったんやわ」と思いマンションの隣を見ると農地っぽい土地がありました。
以前、『太田牧場の“生”牛乳♪』の回で、ここのことを取り上げましたところ、「東淀川区の町のど真ん中に牛舎があったのです!」や「確かに牛舎で乳牛を飼育しており…」というコメントを頂いたことを思い出し、「ひょっとすると、この土地で牛が放牧されていたのかもしれんな」と想像しました。
『太田牧場』…ただただ大阪の地牛乳としか思っていませんでしたが、乳牛牧という平安時代からの酪農の流れを汲む由緒あるメーカーだったのかもしれません。そう言えば『ゼルシ−牛乳のフタ!…』の回で触れました『岡崎牧場』も東淀川区発祥の会社でしたね。
色んなところにそれぞれ歴史があるもんやなと、改めて思ったのでした。
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